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2009年7月

2009/07/31

日本橋の空

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個展の最終日。
画像の左の木屋の裏手にギャラリーはある。
日本橋の空は重い。やませが関東にも影響しているようで気温もかなり低いようだ。

きょうの会場には旧知の方がつぎつぎと来てくれて最終日の午後4時はあっという間だった。
お客さんの手伝いをいただき持ち帰りの荷造りをする。
その後は彼女たちとビールを飲みながら昔の話なども。
30年からの友であるが、ことあるごとに何かと手を差し伸べてくれる。


ところできょうは私には忘れられない歌手、前野曜子の命日。
彼女のことが書き込まれているHPを少しずつ見かけるようになった。
死んでも私の記憶の彼方に野火のように燃え続けている。
そんな女性なのだ。
20年以上も前に40歳の若さで入院中の病院で亡くなった。
酒が手放せなかった破滅型の歌手。
彼女が歌う「別れの朝を」静かに聴く。

生まれは銀座だといわれている。
戦後程ない頃、少女の彼女はこの日本橋辺りも歩いていたのだろうか。


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2009/07/30

海を渡るわが作品

きょうは工房にフランスからのお客さんをお迎えした。
バカンスが来月末には終わるそうで帰国するときには彼らとともに私の作品も海を渡る。
このことは珍しくはないが、好みの器を真剣に吟味し、手に入れられる方には、暮らしの快適さを提供したい思いに駆られる。
時間をかけ好みのものを一点、二点とそろえてくださる若いお客様がどの会場でも必ず来てくださる。
私はその方のために造り続ける。

明日は個展の最終日。会場に行きます。

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2009/07/28

梅干作り

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土用干しも3日目となるが今日は午前中少し。
昼過ぎには雨が降ってきた。
夜露も最初の晩のみ。
あと一日からりと晴れた日と夜露もほしい。
ロクロ場が一番空きスペースがあるので今夜もそこに拡げている。
部屋中に梅の実の香りが漂い渇きぎみの口中、今夜はいい塩梅です。
実の大きさ、果肉のつきもよく、いい梅干になるのではないか。
愉しみ。


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今夜は素焼きの窯焚。
深夜の庭の木の上では凄惨だが、力強い生きる営みを目の当たりにする。
シュレーゲルアオガエルはこんなでかい昆虫も捕食するのだ。
あんなかわいいカエルが。
カエルのえさは蚊や蝿だと思い込んでいた私はこの迫力に息を呑みました。
無知のうちに年を重ねることに少し自己嫌悪にもなる。

生きる力がわいてくるような光景でもあり、しばらくそこを動けなかった。

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2009/07/27

ヤマユリの花

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夜になり雨が降る。
開け放された窓から重い微風とともにヤマユリの花の香りが流れ込んでくる。
濃厚な香りのこの花は林に自生している状態がいいのかもしれない。
そんな部屋でパソコンのキイをたたいている。

涼しくなった夜の庭には芳香が漂う。
クサギの花。
カラスウリの花。
ニガウリの花もいい香りだ。
オシロイバナを見かけなくなりさびしいが、夏の夕方はこの花があった。
この花もいい香りを漂わせた。
暑さも遠のく甘く清らかな香り。

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2009/07/26

オニヤンマ

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昨日は個展会場に終日いて、接客が仕事でした。
切れ間なくたくさんの方をお迎えしました。
旧友と神田「みますや」で呑む。
店のたたずまいも料理も40年前と何も変わらないのがこの店のすごさだと思う。
私たちは年をとり、清酒から焼酎に飲み物が変わったが、40年前の話をしながら馬刺しやドジョウ煮を昔のように食べた。
疲れが残り、今朝は太陽が少しまぶしかった。

手品のようだが、たまに信じられないことが起こる。
パトロール中のオニヤンマに手を伸ばすと指先にぶらさがり休憩の様子。
飛んでゆく気配はないのでぶらさげたままカメラを取り出し撮影。
このりラックスさはなんなのか。
相当、この暑さに参っているのだろうか。
無理やり捕まえたときなど鋭い刃物のような口で噛みつかれると傷を負うことがある。
そんな気配はなく指先を舐められているようなくすぐったい感触があり、しばし彼と交歓。

朝から暑く、強い陽射にこれとばかり、梅干の土用干しをした。
カビが少し心配だったので35度のホワイトリカーで洗った。
その芳香が指先に残っていたのか。
なんせ昆虫はアルコールが好きなんだから。
作業中盗み飲みをしている私は彼らの仲間なのかもしれない。

オニヤンマは美しい。
鋭い飛翔の様子とともに、宝石のような目玉も鑑賞してほしい。
彼と過ごせる夏はいい夏だ。

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2009/07/24

辻まことを想う

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この本は1964年刊。私が手に入れたのは1968年ごろだと思う。
東京は九段下に近い版元芳賀書店で買うた。
限定1500部で976という番号が打たれているがそんなことはどうでもいい。
この本だけは手放せない。

辻まことが好き、それだけ。
私は若い頃、尾瀬や奥日光の山を歩き回ったのは彼の足跡を辿りたかったから、それに尽きる。
かっこいい人です。
知的野外生活の達人として敬愛している。
本当にかっこいいのだから。

辻潤と伊藤野枝の遺児として少年時代を生き延び、苦しみを昇華したような遊民の生きかたを教えてくれた。

当時一流の山スキーヤー。登山家。
画家。エッセイスト。ギタリスト。
そして、ハンター。

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2009/07/23

リョウブの花

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梅雨に戻った日が続いている。
いつまで続くのだろうか。
梅干の土用干しが出来ない。
太陽にあて、夜露を浴び、三日三晩の言い伝えどおりやってみたい。

いつまでも成形後の作品は乾いてくれない。遅れ気味の仕上げの作業が夕方まで。
その後、久しぶりに庭の草刈。
ほんとうにどこから手をつけよいのか躊躇するほどの草の伸びようだ。
甘い芳香が漂い、見上げるとリョウブの花が咲いていた。

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2009/07/22

日食

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北関東笠間盆地では部分日食が一瞬見ることができた。
運のいいことに薄い雲がかかり雲の向こうに肉眼で見える。
この画像はフィルターも使わずに200ミリの望遠レンズで撮りました。
午前11時15分過ぎ重い雲にも一瞬の隙間ができたので逃すことなく映し込むことができた。
このときは、セミの声も聞こえず静まり返り、気のせいか気温も低くなったように感じた。

何回も誕生日を迎えたが、きょうは太陽と月にお祝いをもらったようで少し嬉しい。


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2009/07/21

個展の初日

夏の開催で今回で4回目となる。
会場が新装されたのでどのような展示に成るのか不安と期待が交錯している。
10時の電車で会場に行く予定で早朝は遅れ気味の陶板の制作。

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新装された画廊の内装は昭和のある日が切り取られたようなノスタルジーを感じる。
私には心地よい雰囲気がある。
早々に旧知の方々をお迎えできいい出足となりました。

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2009/07/18

白土三平著「野外手帳」

Yagaitecho
もう新刊書では購入することはできないかもしれないが私の愛読書を。
小学館ライブラリーとして15年前に刊行された本だ。
非常に質の高い野外生活用の指南書として手許においておくと役立つと思う。
また、読み物としては知的好奇心を満たす、民俗学の本といってもよい。
著者の経験に基づく記述には教えられることばかりだ。

この私にも素材は近くにもあり、味わいたいのだがどうしても手が出ないことがある。
イタドリの軸に巣食うイタドリ虫を炭火焼で食うこと。
何かのガの幼虫で形態はチョウやハエの幼虫とは変わらない。
ハチの子もそうだが味はともかく形態で、どうにも噛み砕く一線が越えられない。
イタドリ虫は大変美味で栄養価も高いそうだ。

本の中のこれは一例だが、基本的な野外生活のあり方が見えてくる。
最近の自宅のリビングをオートキャンプ場に持っていったようなアウトドアライフとは抜本的に違う。
その違いがわかり、自然を守り慈しむ生き方を教えてくれる本だと思う。

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2009/07/16

暑い

夜も遅くに雷雨。
窯を焚いているので嫌な感じだが、それも短時間で遠くへいった。
ガス窯だが、ガスを温めるのに電気を使うので停電には気を遣う。
かなり激しい雨で私も庭の植物も生き返った。

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2009/07/15

北関東は昨日梅雨明けだそうだ

ノウゼンカズラがあぶら照りの夏空に咲いていた。
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きょうは朝からほんまに忙しい。
素焼きの窯を出しつつ来客の接待。
本焼の準備。
午後は個展会場で店番。
たくさんの方をお迎えした。
しかし、外も会場内も暑い暑い一日でした。
かなり堪えた。

個展開催中の間隙をつき明日はもう一度の窯焚。
9月のイベントの準備の会合が明日の朝10時より。
上絵の外注の準備は早朝1~2時間と予定している。
早起きをして、どうにかすべて終えたい。

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2009/07/12

ノリウツギの花

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この花が咲くと、ヒグラシが聞こえてくる。
たぶん、この花の開花の方が早いと思う。
夏を持ってきてくれる花。


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2009/07/10

和歌山県あら川の桃

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桃農家の知人から見事な桃が届いた。
今年は出来加減はどうなのか。
この実を見る限り形、色艶もよく、まだ硬いが味はおいしい。

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2009/07/09

白蓮(びゃくれん)

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私はこのびゃくれんという言葉の響きにコロリと参ってしまう。
繊細で妖艶な女性を妄想してしまう。
本物の白蓮に孤高の翳を見る。

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コロコロした水滴を見ると私も地球の一生命体だと変な実感がある。
バタイユという人が眼球をモチーフにエロチシズムと死を論じた詩のようなエッセイがあった。
それをもう一度読みたくなった。

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明日の朝には開く花。
祖母が言ったようにポンと音を発するのだろうか。
彼女は花の開く瞬間を見たいものだとよく言っていた。
そんなことも思い出した。


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2009/07/08

オカトラノオの花

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天の川のような花。
樹下にこの花を見ると梅雨明けも近づきつつあることを感じる。

今夜は満月。
雲は多いがきれいな月を観る。

七夕は旧暦にて、真上の美しい天の川を眺めたい。

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2009/07/05

赤い月が天空に

もう、満月も近いのか、赤い月が。

湿りきった空気を供給しての窯焚き。
いい辰砂がとれそうな雰囲気だが今回の窯はそれではない。
窯詰めが窮屈すぎたのか、かってこんなことはなかったのだが50日ぶりの合間が悪かったのか上がりがすこぶる遅い。
窯はスカスカの窯詰めのほうが温度の上がりは早く、頻繁に焚いていたほうが更には早いようだ。
今回は、すべての条件がその反対のようだった。

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2009/07/04

田舎暮らしの参考書

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山菜から、キノコまで、自然のものをいただく愉しみを確立するには有毒かどうかを見分ける知識は必要だ。
それにより、野の食卓も豊かなものになると思う。
経験をすると、一回で人生おしまいとなる猛毒のキノコや植物も身近にあり、これは少し怖くなる。
食べられるものを覚えるよりも毒性のあるキノコや植物を覚えたほうがいいと思う。
キノコに関していえば、毒キノコは種類も少なく覚える量が格段に少なくて済む。
植物は薬用に知られた名前のものに毒性の強いのが多いようだ。

この書ではカビ毒についても少しだが書かれている。興味深く読んだが、これから身を守るのは方策の具体的な記述はない。

私には澁澤龍彦の若い頃の著作「毒薬の手帖」がすぐに思いうかぶが、この本は歴史の暗部から人間を語る観念の世界の書というべきもので、それは興味の尽きない本だった。


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2009/07/03

虫と自像

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虫の名前には疎い。
このての虫はバッタにからめてしまう。
洗面所の鏡に張り付いていた緑色の虫。
それを撮る私。
夏の終わりに見かけたような虫だが、今夜は鳴かなかった。

カメラはペンタックス*istD L2。
レンズはSIGMA AF SUPER WIDE 24ミリ。
超広角レンズだが、18センチまでのマクロ撮影ができる。
これがなかなかよく、このレンズはよく使います。
使い方ではこんな景色がという意外な空間をくれます。

24ミリ、45ミリ、100ミリマクロと単焦点 レンズを使い分けています。
一眼レフにズームレンズ一本着けたきりでフルオート機能での撮影は少しさびしい。
レンズ交換こそ愉しみのきわみだと思うが。

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2009/07/02

七月の空

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7月1日のわが上空は梅雨空。
昨日は娘の誕生日なのでこれをメールに添付した。

西日本の豪雨の報道に7月となりました。
例年のことだがそれを心配しながら夏を迎える。
昨日は来客が続き何年かぶりに会う方が仕事の話しをもって来てくれた。

青梅だが、昨年は地主に貰えたが今年は不作でこちらまで回ってこないので近所の販売所で10キロばかり買うた。
粒は大きく良いが、かなり高価なので作業工程や手間を考えると梅干の商品を買うたほうが安上がりで、世の中の流通のためにはよいのかとも思う。
そんなこと考えながら昨夜は実の洗い方とあく抜きをした。

今朝は、一番にウオッカを降りかけながら塩漬けとなりました。
いい漬け上がりを願い私もひとくち、このお神酒を頂く。

きょうは終日、講習会でした。
生徒さんたちはロクロでの花器の制作の練習と飛ばしカンナの練習で終わりました。

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