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2012年11月

2012/11/30

寒い一日

雲の低い寒い一日。
季節はひと月さきに行ってしまったような真冬のような日。
終日ろくろで水挽き。
カップの成形。

来客はなし。
電話は一本。
夕方来年のイベント陶炎祭の準備会議の開催日時の電話があった。
もうそんな時期となったのだ。
準備期間は残すところ5ヶ月、毎年のことだが忙しい。

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2012/11/29

裏山の光景

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昨日よりは暖かい日だったが終日、空は暗い。
夜には雨となった。
暗い杉林の中にひときわ目立つ黄葉。
誰もとらなくなったクリタケが朽ちてゆく。
ススキは種を風に送り出そうとしている。


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2012/11/28

冬の来る前に

ヤマユリの実。
この中に風で飛んでゆく実がある。
香りのきついあの激しい花はこんな可愛い実を着けた。
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サラシナショウマはまだ花も見える。
今年は寒さが来るのが早いので準備が万端ではない。
わが庭の植物は急激な寒さの到来にあせっているようだ。
今週末には氷点下3度などと、とんでもない気温の予報が出ている。
寒い日が来るのが早すぎる、あまりにも。
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2012/11/27

冬の空

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なぜか急激に冬となってしまった。
ただ青空がやけに美しい。
蒼穹、そんな文字が頭の中を駆け巡る。
バタイユにその作品があったことを思い出した。

残っていた、喪中の欠礼のはがきの宛名を書き終えて、そのあとは小鉢の仕上げで一日は終わった。

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2012/11/26

月のこよみと松岡正剛の著書

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また来年のカレンダーの話になってしまう、そんな頃となった。
無駄が何一つない、趣は大変よいものに出会った。
瞳堂作成の月の暦。つまり、旧暦の暦。
旧暦は私には植物を観察して花を観るのに大切な計りとなっている。
手書き風の月の形に、その中に旧暦の日付があり、下のアラビア数字はグレゴリオ暦が記されている。
ネットから引っ張り出しものを使っていたが、来年は紙の上に制作されたアナログそのものが壁にかかる。

さて月を観るということだが、今夜は雲の彼方に神無月の十三夜の月があるはずだ。


Runatekusu
「ルナティックス 月を遊学する」1993年刊 作品社 松岡正剛著
この本がどうしても開けとささやく。
博覧強記という言葉もあるが、目の眩むような世界が彼の著作には展開される。
早い話が、私の敬愛する文学者の記述が星のようにきらめいているのだ。
人間でしか感じ得ない、人間の世界とは遠い、想像力と幻想の世界。
そんな心の世界の純度の高い一冊だと思う。
この本の目次は睦月から始まり極月へと続く。
月光浴の手引書にはこの書が。

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2012/11/24

初冬の風の窯

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晴れてはいるが寒い一日だった。
しかし、作品の窯から出す作業は暑く少し汗をかいた。
そして余熱があり、工房全体暖かく快適で、荷造りの作業が夕方まで。
これだけはあり難い。
夜には寒さが、さらに。
昨夜からの地震の多さと、この時期としては強すぎる寒さに、きびしい冬の到来を感じた。

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庭にはたくさんのカンワラビの胞子葉が出ている。
これを見るといよいよ冬だと、念押しの声がかけられているようだ。


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2012/11/23

勤労感謝の日

このような名で私の小さな頃からの祝日。
わが親たちはこの日を新嘗祭と呼んではばからなかった。

北関東は雨で寒かった。
10時過ぎに窯焚きは終えた。
仕事場はその余熱で大変暖かく、快適だ。
道具の洗浄と土造りが暖かいので快適に進んだ。

昼頃に一組のお客様をお迎えした。

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2012/11/22

今夜は窯焚き

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晴れた日が続いたので乾燥も順調に進み窯を焚く。
たくさんある時は工房の脇の道路が干場となる。
ここで行き止まりの道なので、交通の邪魔にはならない。
ありがたく拝借している。


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ここまで生きてきました

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今朝(21日)も霜。
寒い朝でよく晴れているが寒い。
朝陽の中に暖をとるキリギリス。
正確な名称はわからないが、ともかくキリギリスの仲間ではあると思う。
枯れ始めたナスの葉の上でかすかに動く程度生きていた。

アリとキリギスの話がイソップ物語でも読むが、夏の間の働き者はアリでキリギリスは音楽を奏でたり遊んでばかりで蓄えもなく冬を迎えることの話が書かれている。
間違いなく、自分もキリギリスと同じようなものだと思う。
これには、身につまされる。
人を楽しませるためにかけた仕事もあり、そんな生き方もあるではないかと、居直るが虚しい。

もう明日の朝には死んでいるかもしれない。
昆虫は交尾して卵を残せば、役目を終えて地に還る。

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2012/11/20

紅葉そして黄葉

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所用での出先ではイチョウの大木とモミジがあった。
廃校の庭の隅にあるがこれらが中心のような存在感のある華やかな葉の色の輝き。
北関東の笠間の里山はこれらの彩で秋が通り過ぎてゆく。

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その根元は、絨毯のような落ち葉がたまりつつある。
ふかふかでその上を歩くにはとても気持ちがいいが、舗装された坂道では車には大変危険なものとなる。
油分の多いイチョウの落ち葉は潤滑剤となりよく滑る。
たまにニュースで列車が落ち葉のために立ち往生したことが伝えられる。
晩秋の広葉樹林の多い地方の話題だと思う。

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2012/11/19

冬の蛾

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何日も同じところに張り付いて動かない。
出入り口のガラス戸に力強くしがみついている。
私たちも気を遣いながら開閉をしている。
敵に晒されいるような緊迫感はひとつもないが触覚から肛門の端まで小刻みに振動している。
寒い夜を生き延びた個体を確認した。
それで、どうしたわけではないが、生きながらえる小さな蛾を祝福したい。

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2012/11/18

「納棺夫日記」を読む

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母の葬儀の時に何から何までやってくれた業者の方がいた。
手際と説明の明快さはほんとうにありがたかった。
それには、間違いなく死者も往生できたと思う。
送る私のこころもすっきり軽くなった。
さすが、プロの仕事だ、感心ばかりしていた。
彼のお話を聞いていて、これは民俗学的に貴重なことがたくさんあるとさえ思えた。
徳島という一地方の葬儀の習慣を詳しく説明してくれた。

私はそのことが頭の片すみにあり、たまたまこんな本を書店で見つけた。
映画「おくりびと」の原作なのか、よく分らないが重なる部分が多くある。
著者の文学者らしい、文体と内容の広さと深さに惹きこまれた。
大好きな森敦の小説「月山」の注連寺に行った記述があり、私のこころは混沌としてきた。

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2012/11/16

冬空

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雲ひとつない秋晴れ、そんな秋はなくなってしまった。
いっきに冬晴れ。そんな空の色。
水戸市のギャリーに小さな蓋ものを三点を搬入した。
年末の小品展が始まる。

午後はひたすら制作。
体調はすこぶる悪いので、早く眠りたい。

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2012/11/15

炭火

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初氷。
霜も見渡す限りの田圃に降り、朝から寒い日だった。
昨年、木炭をたくさんもらったので、さっそく火鉢で火をおこした。
昨年からは、地元で焼成された木炭は購入してはいない。
放射能に汚染された残灰の処理がこの時点では難しい。
今使っている木炭は東電事故の前から家にある消し炭と、アウトドアブームも去り、ホームセンターでもてあましたマンブローブの炭がたくさんまわってきた。
ただ質が悪く、臭いと煙が出る。
それでも、柔らかな暖と口当たりのいいお湯をくれる。

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2012/11/14

防火用水槽の蓋

マンホールと呼ばれている地下への入り口。
どんな世界なのか興味はあるが壁ばかりの狭い空間には弱いので想像を巡らすだけで息苦しくなる。
でも、異界の入り口のようで耳を澄まして音は聞こえないかと立ちどまる。
近所にもこんなもに工作された蓋があった。
街のマンホールには観賞に値するものがある。
用途は蓋で、簡単に取り外して盗まれないための重量と何がしかの仕掛けがあるのかもしれない。
人がその上を歩いて滑ることのないような単純な加工で同じものが安上がりでいいと思うが、そうでないのがおもしろい。
私はこのてのものを記録するコレクターではないが、撮り続けた写真家や美術家、さらにはマニヤも多いと思う。
中の情報がこの図案には書き込まれているのだろう。
外国にもあるものだが、寸法は全て同じものだろうか。
人外魔境への入り口の蓋。
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2012/11/13

個展会場では花をいただいた。
会期を終えても芳香があり花はみずみずしいので持ち帰り仕事場に置いた。
その横で皿の水挽きが夜まで続いた。
白い花が秋の早い夕暮れの中に美しい。

何年も私の作品を観てくださっている若い女性の方からのプレゼントで嬉しい。
いつも、静かにそっと来てくださる、やわらかな風のように。
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2012/11/12

図解 カメラの歴史

Kamara
講談社 ブルーバックスの新刊書。
この手の本は一日じゅう、何度読んでもいい。
そんなことなどできない忙しい日々、きょうは朝から粘土づくり。
ひたすら、粘土を土練機に入れて、混練されて出てくるのをとる作業が続いた。

さて、この本だが、ダゲレオタイプの初期のものから、最新一眼レフまでの歩みが、分りやすい解説で一覧できる。
写真機は基本的に人の目とおなじ構造で単純なものだ。
限りない欲望そのもののような画像を再現する技術の進化が写真機の歴史だと思う。
銀塩フイルム写真機もデジタルカメラも記録をとどめる資材が進化しただけで、写真機の本体は基本的には同じだ。

人は金属製の精密機械に弱い。
精巧で不可解な自分の心身の機能を精密な工作物と交差させる志向がある。
それが時計と写真機への偏愛だと思う。
刻まれた時間を確かめ、その刹那をとどめ置く道具。


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2012/11/11

個展は最終日

夕方気がつくと外は晩秋の雨だった。
長い会期だった。
持ち帰りの検品をして、帰りにぎわに一口のビールで喉を潤して店の方と少しお話。

昨夜は、四十年来の友人と呑んだ。
こんなもの(馬刺し、ドジョウの丸煮、煮込み)で鹿児島の焼酎「七夕」を呑む。
四十年前もこの居酒屋で呑んでいた。
同じ料理を食べた。
そしてよく呑んだ。しかし当時は焼酎はなかった。
店のたたずまいは当時と変わるところはほとんどない神田「みますや」。
夢を見ているようで、切り離せない糸のような、当時のブンドや赤軍派のことなどを話しながら。

少し呑みすぎたようだ。
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2012/11/09

終日川越に

義母の手術後の検診のために川越市の病院に連れてゆく。
夕方少し時間ができたので街を歩く。
喜多院の菊まつりのお客さんか、たくさんの観光客は相変わらず。
過っての取引先の店に挨拶をして、散策。
古い写真機を何点か商店街の店で見つけた。

商工会議所の建物。
中をお邪魔したことがあるが、いい雰囲気だった。
しかし、ここで毎日仕事をする人の快適さはどうなのか。
それは聞いてはいない。
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さいたま地方裁判所川越支部。
狭山事件の被告、石川一雄さんもここで裁判を受けた。
中核派や青解、部落開放同盟、革マル、そして日共と過激で先鋭的な論理の多くの党派に支援された裁判闘争だった。
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早い話が差別と偏見で一人の青年を強姦と殺人、窃盗の被告にしてしまい、30年間獄につないだ冤罪の象徴の館。

私はこのように街の景色を観る。

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2012/11/08

黄葉

わが庭のではダンコウバイとマンサクが青空にまぶしい。
黄葉の代表はイチョウが有名だが、当地ではまだ青い葉のままだ。
札幌の北大の並木が報道されていた。
だいぶ先になるのかもしれない。

ダンコウバイ。
そのうち落ちてゆく黄葉は、金色の敷物をしたように地面を覆う。
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マンサク
毎年のことだが正月には花が咲き始める。
そして落葉はすぐにはせずに茶色に変色したままで寒風から花を守るようにかさかさと北風に揺れている。
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2012/11/07

サフランの咲く庭

昨日の雨もあがり、雲の多い朝だったが暖かい。
そして午後には晴れてきた。
風の窯の庭は、紅葉と黄葉が乱れている。
そしてまだ、あおい葉をつけた樹との混在。
サフランも咲いていた。
晩秋の色濃い庭となった。
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ハナアブが次から次に来ていた。
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2012/11/06

広瀬隆の本を読みながら

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事故後3ヶ月もしないうちに出版された、まさに緊急出版の書。
長年の反原発の作家らしく、資料は膨大で的確で解かりやすい。
即、原発の全廃でこの書は結ばれている。
あの悲惨な事故と恐怖を思い返そう。
再稼動に向きつつある今、放射能との長期戦を余儀なくされた状況での道しるべのような書だと思う。
そんなことを思いながら車中でこの本を読んだ。
朝から強い雨のなか個展会場に店番に行く。
古い友の来訪があったきりで静かな会場だった。
ギャラリーのオーナーと年明けから始まる飯碗展の企画を練っていた。

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2012/11/05

放置されるシイタケ

今がシイタケの最盛期なのか、たくさん出ている。
震災直前に菌を原木に打ち込んだものが出てきた。
しかし、これを食べることはない。
販売所でも売られることはなく、林の中に放置されている。
私の庭でもたくさん採れて原発の事故までは毎日食べていたが、直後に、放射能を取り込んだ危険なものになってしまい、それからは食べていない。
地域の食物が危険なものが多くなり、食文化の崩壊にさらに拍車がかかりそうだ。
信越、北関東さらには東北南部には雑木林が広くあり、野性のキノコが多く採れる地域だと思う。
おなじ種類のものでも独特の呼び名が各地にあるくらいキノコは地域の食とは深いかかわりがあった。
一瞬の事故でこれから長い年月にわたりキノコは食べられなくなった。
さびしさとみじめさの濃い気持ち、この辺りを反核、反原発の原点にもってきたい。
食文化を破壊するやからとは闘う。
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2012/11/04

吉永小百合が

寒い朝。
ああ、なんという朝なんだ。
朝日新聞には真ん中の紙面両面いっぱいに吉永小百合の写真。
美しい十代の写真がある。
「キューポラのある街」の中学生の役のものもある。
挑むようなあの瞳の輝きが忘れられない。
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2012/11/03

個展会場での店番

朝、開店まで少し時間があるのできょうは明治大学の博物館に寄り道。
コンパクトに程よい工芸の展示がある。
それで時間が終わってしまい、阿久悠の展示室までは行けなかった。
庭でビールとおにぎりでランチ。
この大学も過ってのおもかげはない。
しかし、静かに目を閉じれば40年も前の神田カルチェラタン闘争の日が蘇る。
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その横はマロニエの並木道。
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そして、画廊のある亀戸の駅前の大通りは歩行者天国と言うのか、車はしめださされてはいたが、人も少なく秋風だけが吹いていた。
これを幸いに真ん中の白線の上を歩いて会場に行った。
夜はその裏の居酒屋で旧友と焼酎を呑んだ。
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2012/11/02

リンドウの咲く庭で

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かなり寒い、快晴、そして木枯らし。
冬が来た。
ジョウビタキの鳴き声で起こされた。
寝ながら窓の外を見ると近くの梢から私を覗き込んでは盛んに鳴き声を発している。
昨年はあまり見なかったので、懐かしさがある。
この鳥が来て北関東は冬となる。
青空にダンコウバイの黄葉はことのほか美しいそんな朝。

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ダンコウバイの樹下にはリンドウが咲いていた。
懐かしみの花。

3日と4日は復興いばらぎ県民まつり
笠間焼きのブースもあり組合からの要請で販売用の作品を届けた。
準備に午前中は忙しかった。

あすはギャリー凛の店番に出勤。

☆新井倫彦陶展
  会期 2012年10月30日(火)~11月11日(日) 12時~18時 月曜日は定休日
  会場 ギャラリー凛  東京都江東区亀戸5-19-6
       Tel.03-3681-1631
      私の在廊日は10月30日(火)11月1日(木)3日(土)6日(火)10日(土)11日(日)です。

      お待ちしています。

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