カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2017/07/22

7月22日のために

Anakisuto

戦後のアナキズムの歴史の証言として読んでいる。
早朝と昼食後と夜に少しずつ読み進めた。
著者の大澤先生には21歳の時に、礼儀も知らない私は著作で知った新宿区矢来町のご自宅にお尋ねした。
無礼な若者にもかかわらずに丁寧に私の質問にお答えくださり、膨大な情報とともにものの考え方の基本を教えてくださった。
恥ずかしさとともに懐かしく思い出す。
お互いに半袖のシャツだったので、夏であったようだ。


1960年代に関する書物を読んでいる。
老いてゆく身とこころに灯された淡い炎のような記憶のかけらを大切にしたい。

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2017/07/13

私の1960年代

Zennkyoutou

2015年10月8日 初版
株式会社金曜日刊

今夜はこんな本を読んでいる。

私が少年から成人になった頃の時代。

10.8ショックというものに若者も社会も撃たれた。
ベトナム戦争のさなか、今の首相の叔父の佐藤栄作が首相であった。
彼の南ベトナム訪問の抗議行動で羽田空港の穴森橋で一人の学生が死んだ日が10月8日。
思うに私もその日から自分のものの見方が変わったと思う。
逃れることのできない事件だった。

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2017/05/14

八本脚の蝶のページを繰る夜

Okuba2_2

きっと、私の知力が耐えうる限りこの書からは離れることはない。
そんな書物だ。

八本脚の蝶  二階堂奥歯著 ポプラ社刊 初版第一刷は2006年1月23日
2003年4月23日早朝に26歳で、自死する直前までネツトに書き込まれた若い女性の日記だ。
それは膨大な彼女の読書記録でもある。

私が若い日に読んだ本も多く、その辺りから彼女のこころの奥をさらに覗きたい。
とも思うが、なるべくしてついた職業が編集者という職業で、本を読むのは職業の上でのこともある。
私の興味は人形愛ともいえる執着が多く感じられて、、その感性に闇というか神秘というか、少女論が語られるのではないかと思う。

二階堂奥歯の「八本脚の蝶」はネットでも読むことができる。当時のままで。

彼女の読書記録
1 Milo Manara 『foemina』
2 朝山蜻一『白昼艶夢』
3 雑誌『危ない1号』
4 W.V.O. クワイン『論理的観点から』
5 雑誌『Olive』 復刊1号
6 雑誌『voce』
7 池上永一『風車祭』
8 ジョン・クローリー『リトルビッグ』
9 山田正紀『ミステリオペラ』
10 アンソロジー『20世紀SF 4 1970年代』
11 ピエール・ルイス『アフロディテ』
12 イアン・ワトスン『オルガズムマシン』
13 沼正三『家畜人ヤプー』
14 マーガレット・アトウッド『侍女の物語』
15 蜈蚣Melibe『バージェスの乙女たち』
16 谷徹『意識の自然』
17 東雅夫『恐竜文学大全』
18 東雅夫『怪獣文学大全』
19 ルイ・アラゴン『イレーヌ』
20 おおた うに『チェリーコーク』
21 士郎正宗『攻殻機動隊2』
22 土屋守『モルトウイスキー大全』
23 サド『悲惨物語』
24 森茉莉『甘い蜜の部屋』
25 ドノソ『夜のみだらな鳥』
26 辻潤『絶望の書 ですぺら』
27 岡崎京子『Pink』
28 雑誌『文芸』2001年秋号 特集岡崎京子 
29 ブレット・イーストン・エリス『アメリカン・サイコ』
30 萩原朔太郎「愛隣」(岩波の『萩原朔太郎詩集』に入ってます)
31 吉屋信子『ペン字の手紙』(「主婦の友」 昭和10年新年号付録)
32 LEQUEU『LEQUEU: An Architectural Enigma』(書名の詳しい言及がないけどたぶんこれなはず)
33 恩田陸『象と耳鳴り』
34 ステファン・ドナルドソン『信ぜざるものコブナント』
35 「奇譚クラブ」の昭和33年、34年、35年臨時増刊号
36 ピエール・マッコルラン『恋する潜水艦』
37 P・ボレル『シャンパヴェール悖徳物語』
38 雑誌『サライ』(睡蓮鉢特集と書いてあるのでたぶん2001/14号)
39 高橋たか子『誘惑者』
40 雑誌「幻想文学 61号」
41 レオ・レオーニ『平行植物』
42 ハラルト・シュテュンプケ『鼻行類』
43 大伴昌司構成・円谷プロ監修『怪獣図解入門』
44 『証言構成 OHの肖像―大伴昌司とその時代』竹内博
45 J・ポトツキ『サラゴサ手稿』
46 『日本幻想文学集成 澁澤龍彦』
47 マンディアルグ「黒いダイアモンド」(『燠火―マンディアルグ短編集』収録)
48 マンディアルグ「仔羊の血」(『黒い美術館』収録)
49 マンディアルグ『満潮』(生田耕作訳、奢霸都館 の方)
50 泉鏡花「外科室」(『高野聖』収録と書いてありますが岩波だと別で『外科室・海城発電 他5篇 』に収録)
51 大槻ケンヂ『ステーシー 少女ゾンビ再殺談』
52 種村季弘「器具としての肉体」(『種村季弘のネオ・ラビリントス4 幻想のエロス』収録)
53 ジョン ウィリー 『ビザールコレクション』
54 シモーヌ・ヴァイユ『重力と恩寵』
55 ヤコブス・デ・ウォラギネ『黄金伝説』
56 北村薫『夜の蝉』
57 ソログープ『小悪魔』
58 加藤郁乎『えくとぷらすま』
59 加藤郁乎『後方見聞録』
60 マリアンヌ・アルコフォラード『ぽるとがるぶみ』
61 安野モヨコ『ハッピーマニア』
62 カゾット『悪魔の恋』
63 マルキ・ド・サド『ジュリエット物語あるいは悪徳の栄え』
64 ドウォーキン『ポルノグラフィ 女を所有する男たち』
65 友成純一『獣儀式』
66 友成純一『陵辱の魔界』
67 雑誌『あかまつ別冊〈01〉戦後セクシー雑誌大全―実話と画報・篇』
68 ルードヴィヒ ウィトゲンシュタイン『『論考』『青色本』読解』
69 岡田斗司夫『フロン』
70 澁澤龍彦『快楽主義の哲学』
71 雑誌『i-doloid vol.3』
72 荒巻義雄『白壁の文字は夕日に映える』
73 荒巻義雄『ある晴れた日のウイーンは森の中にたたずむ』
74 ブルース・スターリング『蝉の女王』
75 ブルース・スターリング『スキズマトリックス』
76 ジョン・K・ノイズ『マゾヒズムの発明』
77 『カーマ・スートラ バートン版』
78 永井均『子どものための哲学』
79 中野栄三『珍具入門 珍具考』
80 オスカー・ワイルド『院曲サロメ(撒羅米) 』(日夏耿之介訳)
81 鴨居羊子『私は驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』
82 シオラン『生誕の災厄』
83 牧野修『MOUSE』
84 吉屋信子『源氏物語』
85 ブライトン『おちゃめなふたご』
86 川端康成『乙女の港』
87 吉屋信子『花物語』
88 中村長次郎『廓讀本 竹之巻』
89 雑誌『秘蔵版風俗草紙』
90 古川日出男『アラビアの夜の種族』
91 アニー・ディラード『ティンカー・クリークのほとりで』
92 串田孫一『山のパンセ』
93 ソロー『森の生活』
94 シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』
95 酒井美意子『ある華族の昭和史』
96 稲生平太郎『アクアリウムの夜』
97 南山堂『医学大辞典』
98 穂村弘『シンジケート』
99 マンディアルグ『城の中のイギリス人』
100 加藤郁乎『球体感覚』

101 佐藤さとる『わんぱく天国』
102 古谷実『ヒミズ』
103 白鳥友彦訳詩集『月と奇人』
104 大場正史『接吻』
105 岡崎京子『リバーズ・エッジ』
106 robert longo『ArT RANDOM 71 Robert Longo』
107 いとうせいこう『ノーライフキング』
108 高橋しん『最終兵器彼女』
109 sarah moon『Vrais Semblants』(写真集としか言及がないのでどれかわからないけどとりあえずこれで)
110 オスカー・ワイルド『サロメ』(福田恒存訳 岩波)
111 マゾッホ『離婚した女』
112 ジル・ドゥルーズ『マゾッホとサド』
113 ベルナール・ノエル『聖餐城』
114 ポーリーヌ・レアージュ『O嬢の物語』
115 澁澤龍彦『犬狼都市』
116 『THE LIBRARY OF BABEL: Jorge Luis Borges』 Etchings by Erik Desmazierses GODINE(愛蔵版らしい)
117 ボルヘス『伝奇集』
118 ヴィトゲンシュタイン『論理哲学論考』
119 ピエール・ルイス『母娘特訓 セックス・レッスン』
120 竹下節子『バロックの聖女』
121 田代安子『聖心の聖女マルグリット・マリー』
122 高橋たか子『神の海 マルグリット・マリ伝記』
123 手塚治虫『やけっぱちのマリア』
124 葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』
125 ネルヴァルの『東方の旅』
126 アレヴ・リトル・クルーティエ『ハーレム ヴェールに隠された世界』
127 澁澤幸子『寵妃ロクセラーナ』
128 澁澤幸子『ハーレムの女たち』
129 作者不詳『好色なトルコ人』
130 N・M・ペンザー『トプカプ宮殿の光と影』
131 タージ・アッサルタネ『ペルシア王宮物語 ハレムに育った王女』
132 雑誌「太陽 特集 死を想え。」
133 リヒャルト・クローナー『自由と恩寵』
134 高橋たか子「失われた絵」(『失われた絵』収録)
135 マンディアルグ『オートバイ』
136 中沢啓治『はだしのゲン』
137 高橋たか子『人形愛』
138 尾崎登明『ながさきのコルベ神父』
139 鹿島茂『オール・アバウト・セックス』
140 A.P.ド・マンディアルグ『猫のムトンさま』
141 ピエール・ルイス『五つの恋の物語』
142 多和田葉子『聖女伝説』
143 今泉ヒナ子『修道女の日記』
144 ジャック・ケッチャム『隣の家の少女』
145 清水正二郎(胡桃沢耕史)『もっと強く打って 鞭の生涯・サド侯爵 下巻』
146 青池保子『修道士ファルコ1・2』
147 井上教子『タロット実践解釈事典』
148 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔女集会通り26番地』
149 ルーシー・M・ボストン『グリーン・ノウ』
150 C・S・ルイス『ナルニア国物語』
151 エンデ『はてしない物語』
152 江戸川乱歩『少年探偵団もの』+『江戸川乱歩全集』(どの出版社とかは書いていないので詳細不明)
153 『世界魔法大全』
154 アレイスター・クロウリー『魔術 理論と実践』
155 アンデルセン『白鳥の王子』
156 アナイス・ニン『ヘンリー&ジューン』
157 尾崎翠『第七官界彷徨』
158 高橋葉介『腸詰工場の少女』朝日ソノラマ
159 ハヴロック・エリス『性の心理学入門』
160 氏賀Y太「ペコといっしょ」(『毒どく猟奇図鑑』収録)
161 ディヴィッド・バーニー『しくみ発見博物館9 動物の生殖』
162 今野緒雪『マリア様がみてる レイニーブルー』
163 クリスティナ・ロセッティ'IVY'『花と宝石』
164 『西遊記』
165 ファーブル『ファーブル昆虫記』
166 金子千佳「遅刻届」(『遅刻者』収録)
167 ロバート・シルヴァーバーグ『夜の翼』
168 井上直久『イバラード博物誌』
169 ジョルジュ・ペレック『人生使用法』
170 レイ・ブラッドベリ『火星年代記』
171 D・リンゼイ『アルクトゥルスへの旅』
172 イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』
173 アラン・ライマン『アインシュタインの夢』
174 スティーヴン・ミルハウザー「東方の国」(『イン・ザ・ペニーアーケード』収録)
175 マーヴィン・ピーク「ゴーメン・ガースト」三部作
176 エディスン『ウロボロス』
177 オールディス『地球の長い午後』
178 山田正紀『宝石泥棒』
179 天沢退二郎『オレンジ党と黒い釜』
180 なだいなだ『夢を見た海賊』
181 アンドレ・マルロー『風狂天国』
182 マーヴィン・ミンスキー『心の社会』
183 オースン・スコット・カード「エンダー」シリーズ
184 山尾悠子『夢の棲む街/遠近法』
185 アニー・ディラード『アメリカン・チャイルドフッド』
186 コードウェイナー・スミス『ノーストリリア』
187 デヴィッド・ジンデル『ありえざる都市』
188 残雪『カッコウが鳴くあの一瞬』
189 ミロラド・パヴィチ『ハザール事典』
190 A・E・ヴァン・ヴォクト「武器店」シリーズ
191 ジム・バーンズ『ライトシップ』
192 カスタネダ『イクストランへの旅』
193 藤原新也『ノア』
194 山田正紀『神狩り』
195 小松左京『果てしなき流れの果てに』
196 バーナデット・ロバーツ『自己喪失の体験』
197 ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン』
198 リチャード・ブローティガン『ロンメル進軍』
199 松井啓子『のどを猫でいっぱいにして』
200 ポール・オースター『孤独の発明』

201 J・P・ホーガン『星を継ぐ者』
202 パトリシア・マキリップ「イルスの竪琴」シリーズ 
203 ジャック・ヴァンス「魔王子」シリーズ
204 シュペルヴィエル『沖の娘』
205 オラフ・ステープルトン『スター・メイカー』
206 吉本良明『よしもとよしとも珠玉短編集』
207 ジッドゥ・クリシュナムルティ『クリシュナムルティの瞑想録』
208 池田晶子『事象そのものへ!』
209 竹内敏信『天地交響』
210 門倉直人「ローズ・トゥ・ロード」シリーズ
211 唐沢なおき『八戒の大冒険』
212 水見稜『夢魔のふる夜』
213 ロバート・リンドナー『宇宙を駆ける男』
214 荒巻義雄『時の葦舟』
215 アレキサンドル・グリーン『波の上を駆ける女』
216 大森荘蔵+坂本龍一『音を視る 時を聴く』
217 フローラ・リータ・シュライバー『失われた私』
218 士郎正宗『仙術超攻殻ORION』
219 ロード・ダンセイニ『妖精族のむすめ』
220 C・G・フィニィ『ラーオ博士のサーカス』
221 パトリック・ウッドロフ『ハレルヤ・エニウェイ』
222 ティム・ホワイト『キアロスクーロ』
223 吉増剛造『花火の家の入口で』
224 スティーヴン・ミルハウザー『マーティン・ドレスラーの夢』
225 藤野一友=中川彩子『天使の緊縛』
226 ベッティナ・ランス『I・N・R・I』
227 ゆうきりん『ヴァルキュリアの機甲?首輪の戦乙女?』
228 岡崎京子『ヘルタースケルター』
229 マルガリタ・マリア・アラコク『聖マルガリタ・マリア自叙伝』
230 ユイスマンス『黒ミサ異聞』
231 黒百合姉妹「左の耳のための喜びの歌」(『月の蝕』収録)
232 木地雅映子「氷の海のガレオン」(『氷の海のガレオン』収録)
233 氏賀Y太『デスフェイス』
234 酒見賢一『語り手の事情』
235 藤田博史「死の構造 マゾシズムと死の欲動」(『性倒錯の構造』収録)
236 三島由紀夫『太陽と鉄』
237 松浦理英子『裏ヴァージョン』
238 眉村卓『わがセクソイド』
239 江戸川乱歩『電人M』
240 江戸川乱歩『時計塔の秘密』
241 江戸川乱歩『影男』
242 江戸川乱歩『悪魔人形』(『魔法人形』)
243 クリプキ『名指しと必然性』
244 クリプキ『ウィトゲンシュタインのパラドックス』
245 矢川澄子「「蜜の文学」の成立」(『「父の娘」たち??森茉莉とアナイス・ニン』収録)
246 室生犀星『蜜のあわれ』
247 Terri Weifenbach『Lana』
248 高原英理『少女領域』
249 秋里光彦『闇の司』
250 津原泰水「玄い森の底から」、「夜のジャミラ」、「脛骨」、「天使解体」、「約束」(『綺譚集』収録)
251 P・P・リード『生存者 アンデス山中の70日』
252 安西冬衛「迷宮」(『日本の詩歌 25 北原冬彦・安西冬衛・北園克衛・春山行夫』収録)
253 ユイスマンス『彼方』
254 槇ひろし作 前川欣三画『くいしんぼうのあおむしくん』
255 ロード・ダンセイニ「世界を創ること」(『ペガーナの神々』収録)
256 高橋たか子『没落風景』
257 雑誌「別冊宝島 僕たちの好きなガンダム TV版『機動戦士ガンダム』全エピソード解析」
258 福原泰平『ラカン 鏡像段階』
259 葛原妙子「葡萄木立」(『葛原妙子歌集』収録)
260 ニーチェ『善悪の彼岸』
261 石黒達昌『新化』
262 早瀬耕『グリフォンズ・ガーデン』
263 アラン・ガーナー『ふくろう模様の皿』
264 エンデ『鏡のなかの鏡』
265 タニス・リー『幻獣の書』
266 シモーヌ・ヴェーユ『シモーヌ・ヴェーユ著作集4 神を待ち望む』
267 アビラの聖女テレサ「詩7」部分(『アビラの聖女テレサの詩』収録)
268 「ヨハネ行伝 95」部分(『新約聖書外典』講談社文芸文庫収録)
269 ライナー・マリア・リルケ「少女の憂愁」(『リルケ詩集』収録)
270 東條真人『タロット大事典』
271 ニール・スティーヴンスン『ダイヤモンド・エイジ』
272 福原泰平『ラカン 鏡像段階』
273 吉屋信子『暁の聖歌』
274 齋藤美奈子「L文学解体新書 どこから来て、どこへ行くのか」、藤本由香里「まかせておいて。少女マンガはLならいちばん進んでる」(『L文学完全読本』収録)
275 メアリー・H・ブラッドリー『ジャングルの国のアリス』
276 バーバラ・ウォーカー『タロットの秘密 その神秘な歴史と大秘儀』
277 河合隼雄・南伸坊『心理療法個人授業』
278 白倉由美『おおきくなりません』
279 牧野修『だからドロシー帰っておいで』
280 イアン・ワトソン『スロー・バード』
281 松浦理英子『親指Pの修行時代』
282 イタロ・カルヴィーノ『宿命の交わる城』
283 『ヴィリエ・ド・リラダン全集』第三巻
284 ジョン・K・ノイズ『マゾヒズムの発明』
285 八木重吉「朝のあやうさ」(『八木重吉詩集』収録) 
286 新井素子『くますけと一緒に』
287 北川冬彦「検温器と花」(『日本の詩歌25 北川冬彦・安西冬衛・北園克衛・春山郁夫・竹中郁』収録)
288 飯田茂美『世界は蜜でみたされる 一行物語集』
289 ローレンス・アルマ=タデマ『サー・ローレンス・アルマ=タデマ』
290 クーンツ『ぬいぐるみ団オドキンズ』
291 リチャード・ケネディ『ふしぎをのせたアリエル号』など
292 引間徹『ペン』
293 H・P・ラヴクラフト「セレファイス」(『ラヴクラフト全集6』収録)
294 マイケル・ブラムライン『器官切除』
295 スティーヴィン・ミルハウザー「東方の国」より「細密細工」(『イン・ザ・ペニー・アーケード』収録)
296 「エアリアル」部分(『シルヴィア・プラス詩集』収録)
297 アレイスター・クロウリー『法の書』
298 矢川澄子「湧きいづるモノたち」(『受胎告知』収録)
299 トリイ・ヘイデン『機械じかけの猫』
300 マルク・ボナール/ミシェル・シューマン『ペニスの文化史』

301 蜈蚣Melibe「故郷へ歩いた乙女」(『人形八夜』収録)
302 巌谷國士「ピエール・モリニエの画集の為に」(『ピエール・モリニエ』収録)
303 ホリー・ワーバートン『キマイラ』
304 荒木博志自動人形写真集『ECSTATIC MECHANISM』
305 Julian Murphy『The Singular Art of Julian Murphy』
306 Pierre Louys『MANUEL DE CIVILITE』
307 Philippe Cavell『L'ermite de l'Apennin JULIETTE de SADE 2』
308 レミ・マグロン『サド、マゾ、シック』
309 井原成男『ぬいぐるみの心理学』
310 レジーヌ・ペレヌー『ジャンヌ・ダルク処刑裁判』
311 「稲生物怪録」(『新修 平田篤胤全集 第九巻』収録)
312 アレン・カーズワイル『驚異の発明家の形見函』
313 ティーブン・ミルハウザー『ジョン・ランプリエールの辞書』
314 ペトロ・ネメシェギ「序言」 (オリゲネス『祈りについて・殉教のすすめ』収録)
315 アルスの主任司祭ビアンネ「私の神よ、あなたをお愛しします」(『聖人たちの祈り』収録)
316 桝野俊明『日本庭園の心得 基礎知識から計画・管理・改修まで』
317 『カトリック教会のカテキズム』日本カトリック司教協議会教理委員会 
318 ルカ伝福音書『新約聖書』
319 アナイス・ニン『愛の家のスパイ』
320 ダイ・シージエ『バルザックと小さな中国のお針子』
321 「青と緑」より緑(『ヴァージニア・ウルフ短編集』収録)
322 アニー・ディラード「沈黙の草原」(『石に話すことを教える』収録)
323 永井均『転校生とブラック・ジャック 独在性をめぐるセミナー』
324 ホルヘ・ルイス・ボルヘス「王宮の寓話」「博物館」(『創造者』収録)
325 カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』
326 古川日出男『アビシニアン』
327 古川日出男『沈黙』
328 マイスター・エックハルト『神の慰めの書』
329 石川康輔訳『聖人たちの祈り』
330 森博嗣『すべてがFになる』
331 マルグリット・デュラス『愛人 ラ・マン』
332 リラダン『アクセル』
333 矢川澄子『兎と呼ばれた女』
334 来主順「フェスティーナ・レンテ」(『フェスティーナ・レンテ』収録)
335 『聖書 新共同訳』
336 L・M・ボストン『グリーン・ノウの石』
337 藤巻一保「地母神と母性の復活」(『キリスト教の本 下』収録)
338 鶴見済『完全自殺マニュアル』

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2017/01/27

山田勇男をさらに

45ページの小さな本。

ヤマヴィカ宇宙学
山田勇男ロングインタビュー

2014年8月16日 限定200部
紅霓社刊

偶然にもこの出版社は私の生地徳島県神山町にある。
2014年に東京から山深いその地に移転したようだ。
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再びここに還ってくるのだが。
映画「シュトルム・ウント・ドランクッ」は山田勇男が監督、プロデューサーが紅霓社を運営する古屋淳二。
監督の考え方や生き方を古屋淳二が聞き出し、そのインタビューが本の内容で、1970年頃の話も多く薄い冊子だが語られている言葉は濃く、興味は尽きない。

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2016/08/11

山からの言葉

Tuji

辻まこと著 平凡社ライブラリー151 1996年6月15日刊

きょうは山の日で祝日だそうだ。
私にはいつもどおりの仕事の日。

山の日は、辻まことを想う日。
彼は1913年に辻潤と伊藤野枝の子どもとして東京で生まれた。
このことだけでも、凄いことなのだが、永遠にかっこいい人だと思う。
職業は画家、エッセイスト、登山家、アルペン技術での山スキーの先駆者、ギタリスト。
さらには、若い頃は鉱山探しの山師。
私の先祖も鉱山を探しで、徳島に住み着いたので、親近感がある。
辻まこと、多才な自由人として、憧れている人だ。
私の父母と変らない世代で、軍隊も経験している。

この書は山の雑誌「岳人」の表紙の絵と表紙の言葉として掲載された小文との画文集だ。
1971年から毎号の表紙を飾り1975年の死で終わっている。
当時の山は若い人であふれていた。
登山は貧しい学生や労働者が平等に享受できる青春のロマンチックな時間だったように思う。
ご同輩の方には当時、この山の月刊誌を開いたことがあるはずだ。

若い頃読んでいた本に挟まっていた菅沼キャンプ場のパンフレットより。
1968年当時の山ガールの貴重な資料を。
口にするのにも照れくささがある「山ガール」という言葉だが、女性登山愛好家をこれでひとくくりにしてしまうのは乱暴なことと思いつつ、装備品だけで比較してみる。
現在の山ガールの事情は知らないが、当時の奥日光ではこのような方が白根山に登っていた。
Oze
その頃は、写真機も持っている人も少なく、たまたま居合わせて一緒に写したりした時には、住所を教えあってプリントを送ってあげたりしていたのを思い出す。
今では考えられないことだが。

さらに、辻まことだが彼が裏庭と呼び歩き回っていた奥鬼怒や南会津の山は湖面の彼方の山の奥のほうにある。
尾根伝いに行けるので、野宿も平気な彼のことだから、この辺りにも来ていたのかもしれない。

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2016/07/23

道路の日本史

Michi
中央公論社 中公新書 「道路の日本史」 武部健一著
2015年5月25日発行
昨年、出先で電車の中での読みものように、書店の新刊書のコーナーで買うた一冊で、拾い読みをしただけで置き去りにしてあった本。
個展の店番の合間に読んでいた。
こんなに暇なのは良くないのだが、どうしたものか。

おかげで、道というものを学んだ。
作者は道路を計画して作ることと、そのための研究を長くされてきた方のようだ。
歩くだけの古道から、最新の高速道まで、小さな本の中にまとめられている。

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駅というものは、道のために整備されたものなのだが、明治政府の鉄道重視の政策で、鉄道に取り込まれてしまい、現在は駅として鉄道の停車場の呼称に使われている。
しかし、馬偏の字から想像しても、道路にあったものものだと私も思うが、そんな話もおもしろい。

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2015/11/26

聞き書アイヌの食事

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今夜はこんな本を読んでいる。

1992年11月20日農文協刊 日本の食生活全集48
北海道はこの時期としては記録的な大雪らしい。
一週間前には、異様な高温が伝えられていたが不安定で激しく異常気象になってしまったことを、認識した。

そんなことのない北国らしい日々の続いた北海道と樺太のアイヌ人の食事と文化が満載のこの本の内容は重厚だ。
アイヌの言葉もたくさん出てくる。
特に常用していた食材がその言葉で書かれているのに異民族の文化への尊敬の念と興味がつきない。
たとえばピヤパは稗(ひえ)。
山のものも海のものは本当に豊富だと思う。
農耕よりも、狩猟と野山に生えている山菜を採取して調理をし、さらには加工して冬の保存食としていた。
それらには学ぶことが多い。
動物や海獣を捕獲して肉を食べるのは当然だが皮を衣類などに加工する技術は軟弱な温帯の風土に生きる私には新鮮な情報だった。

この全集は全巻持っているがこの巻はアイヌの生活が失われてゆく中で貴重な文化誌として読むことができる。

文字を持たないので口伝が民族の記録として語り伝えられてきた。
食べ物に関する口伝を文字化したものが、この本の3分の1を占めている。
これは読み応えがある。

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2015/11/02

佐木隆三の死去の記事

激しい雨の降る寒い朝だった。
毎日新聞にはこんな記事が載っていた。
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緻密な取材で、実際にあった事件のことが小説として構成されている。
彼の著作や折々に出す紙上の小文はたくさん読んできた。
最後の日々はどんな事件を取材されていたのであろうか。
永山則夫という人を知るには、死刑囚として処刑までの日々に自身が著したおびただしい作品を読めば、ある程度踏み込むことができる。
さらには、取材の専門家の佐木隆三のこの一書が大切な役割を果たすと思う。

1994年7月28日 講談社刊

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2015/10/19

聞き書群馬の食事

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日本の食生活全集10 聞き書群馬の食事  1990年農山漁村文化協会刊

手持ちの重宝な各地の調理技術と食文化の全集で何かと開くことの多い本だ。
この本にはネットでは出てこない昭和初期の全国各地の食生活が活き活きと書き残されている。
今夜は小麦粉文化の先進地を探索。
立ち上げ中の「小麦粉文化向上委員会」の基本の足固め。
奥が深い。
水沢うどんは有名だが、おっきりこみうどん、ねじっこ、おやき、ふかしまんじゅう、さらにだんご。
まだまだある。
日清製粉はこの土地が発祥地らしい。
その創業者一族の娘さんは天皇の嫁さんになっている。
からっ風にかかあ天下に粉の食文化。

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2015/10/03

本を造る

お世話になっている近所のギャラリーでは、もぎちさとさんの「家庭製本--糸で綴じる本--」の展覧会が開かれていた。
本造りのワークショップに参加させてもらった。
大きさは文庫本と同じで、フランス装の講習会だった。
3時間のコースで栞も表紙には閉じたときに結ぶ紐までつけて終り。
きれいに仕上げる細かいコツまでは学べなかったが、洋書の糸で綴じる本を造る基本は十分理解できた。
印刷されたものを折り込み、本に仕上げるのは、高度な理解度が技術になるようだ。
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